歯科用CT『AUGE(オージェ)』

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朝日レントゲン工業株式会社により開発された歯科用CT『AUGE(オージェ)』は、画像診断における様々なニーズにお応えできるように撮影モードのカスタマイズを可能にした新発想のアーム型X線CT診断装置です。

この『AUGE(オージェ)』を開発した朝日レントゲン工業株式会社は、被曝線量が少なく高精細画質な撮影が可能な国産のレントゲンを持ち、歯科用レントゲンの分野でシェア50%を誇っています。また、早くから開発に取り組んでいた歯科用CTスキャンに関しても、近年では堺市重度障害者センターに導入されたモンスターCT機「Alphard」はじめ「PSR9000N」や「Alioth」など高性能で高精細画質の純国産製歯科用CT装置を開発してきました。それら、開発された様々な高性能CT機の最先端技術を見事に受け継いだのが、この歯科用CT『AUGE(オージェ)』です。

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AUGE(オージェ)の特徴

最先端技術による「高精細画質」

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従来の歯科用CTの画像スライス幅は0.5mm〜1mmの画像で構成されており、これでは歯の形や歯根の状態の観察には精度が低く不十分でした。それに比べ歯科用CT『AUGE(オージェ)』は、朝日レントゲン工業が開発した様々な高性能CT機の最先端技術を見事に受け継いでおり、画像のスライス幅はなんと0.1mmと画期的なスライス幅で構成されております。この歯科用CT『AUGE(オージェ)』のおかげで非常に精度の高い検査を行うことができるようになりました。

ニーズに応えた多彩な撮影モード

CTモード以外にパノラマ、セファロ、上顎洞、顎関節の撮影ができます。インプラント、虫歯治療、矯正歯科、顎関節症等、幅広い症例をAUGE(オージェ)1台で診断することが可能です。
また、ボクセルサイズが0.1mmで高精細に一部分を撮影できるデンタルモードから、インプラント、歯周病、全顎的な診断で用いる広範囲撮影モード「インプラントモード」など、ニーズに合わせて最適な撮影モードが設定できるのもこの『AUGE(オージェ)』の特徴の一つです。

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360度CT撮影によりアーチファクトを低減した画質

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従来の歯科用CTでは撮影の際の回転が180°と回転の角度が悪く、そのため口腔内に金属のつめものなどがあるとアーチファクトと呼ばれる現象が発生して十分な画像を撮ることができませんでした。しかし、この歯科用CT『AUGE(オージェ)』では360°回転する撮影方式を採用しており、金属によるアーチファクト現象を軽減しております。シャープで高精細なCT画像で幅広い検査にお応えいたします。

予備撮影機能で失敗の無いCT撮影

最近の歯科用CTの被爆量は医科用に比べて10分の1と言われ、安全性は高いですが撮影範囲の狭い機種や画質の悪いアジア製歯科CTなどでは、失敗により再撮影が行われる場合があります。医科用の10分の1とはいえ、患者さまに放射線を被爆させるCT撮影の再撮影などあってはならないことです。
最新鋭の歯科用CT『AUGE(オージェ)』では「予備撮影機能」を搭載しており、撮影範囲を画像で確認することができます。また、パソコンで撮影範囲を修正することも可能です。そのため、診断を行いたい箇所を正確に撮影することができ、再撮影の軽減に一役かっております。

頭部を固定することによりぶれの軽減

歯科用CTは、0.1ミリという非常に小さいボクセルサイズ画像のため医科用CTに比べて、かなり高精細な画像を得ることができます。そのため撮影時の患者さまのちょっとした動きでも撮影画像はぶれてしまいます。特に根管治療の診断などは歯の内部の細くて小さい神経を検査するので、わずかな画像のぶれが影響してしまいます。歯科用CT『AUGE(オージェ)』では、撮影時に患者さまの頭部を動かないように確実に固定することで、根管内部の詳細な診査を可能にしました。